Izumore
従業員3人体制で修善寺温泉街のミシュラン2つ星の「竹林の小径」真裏でそば屋を営んでいる店舗です。コロナがある程度落ち着いてきたと同時にインバウンド客が教え寄せるように入り、集客や実際の店舗での対応に戸惑いが多くIzumoreの掲載と各種サービスを実用することになりました。具体的に実例を交えて導入前の実情やその後効果に関して店主の五十嵐様にお話をお伺いしました。
独立してオープンしたのがコロナ真っ只中の2021年4月でした。当時は規制もあり海外の方が来ることはまずなく、また来ることすらも予想していませんでした。ただコロナが落ち着き規制が解除されると同時にアジア、欧米関係なく多くの海外の方が訪れ現場は想定外の状態に対応ができず、回転が悪くなり獲得できるお客様を取りこぼすことになってしまったり、従業員も疲弊し、モチベーションが下がってしまっていました。自分自身も含めて、海外からのお客様に「苦手意識」すら持ちつつあったのが事実です。そんな中、近隣の宿(弊社宿泊施設)が海外対応ができていて、尚且つ評価も高いことを聞き具体的なアプローチや店舗の効率性を向上させつつ質を落とさない方法などアドバイスをもらいメニューの翻訳オプションを掲載のプランに合わせて申し込みしました。
正直話せるのはカタコトの英語のみです。自分の中で得意のフレーズは「How many(ハウメニー)」, 「Hello(ハロー)」, 「Thank you(サンキュー)」, 「From 11am to about 2:30(フロムイレブンエイエムトゥトゥーサーティーピーエム)【営業時間】」 です。ヒアリングは全くできないから極力質問をして声をかけようとしない努力をしているくらいです…。
そもそも日本語のメニューしか用意していなかった時に携帯で翻訳機にかけるお客様が大半でしたがまず海外にない食材や食べ方は誤翻訳、誤認識されることが多く食べ残しが頻発してました。悪い評価もしばしば残されることがあり悩みの種に。また注文を取るのにも翻訳機を入れながら質問してくる人もいましたが翻訳機は的確ではなくまた説明をするにもしようがないとただ時間を要するばかり。しまいには海外の方が来ると、「どうしよう…」という戸惑いと抵抗が生まれたのは紛れもない事実です。
お客様からは英語の説明と写真があるメニューによって提供するものとイメージの相違がなくなり食べ残しはなくなりました。またそのおかげで高評価をもらうこともしばしばありそれによってまた違う海外の方が口コミで来店することがかなり多くなりました。店舗や従業員からすると明らかに注文のスピードが上がり回転率の向上がとれたのと、満足してくれた海外のお客様から「ありがとう」「美味しい」というお声がけをいただきモチベーションはかなり上がっています。
自分のそばが完成しているとは思ってはなく理想としてるそばに近づけていくことはこの先もずっと目の前に存在していきます。今回の導入によってスタッフに対してのケアだったり、不安懸念要素を大きく改善できたことでまた改めてやるべきことにただ精進していけると考えています。海外にあまりないであろうそばをここで食べて美味しいということの喜びが大いにあります。 ストレスがなくなること、むしろ海外の人からのフィードバックによってモチベーションに繋げていけている今、海外の人にとっての「日本でのお気に入りの食べ物=そば」にさせたいですね!
翻訳がされている写真つきのメニューがあれば全てが完結します。 コミュニケーションをとりたくない、取れないという人でもそれで済みますしお客さんも注文するのに楽、注文受ける側も楽というたった数十分の時間でも良好な関係が取れます。また海外の人との大きい懸念や恐れることはトラブルです。そのトラブルをかなり回避ができるのがまさにこれだと思います。 いいことしかない。 英語のメニューないことで諸問題が発生し全体のモチベーションが下がり、ストレスを生まないことが間違いなく運営の要になっていきます。WinーWinにしかならないと思っていますのでまずはここを導入は登竜門かと思っています。